委員長 | 田中 陽一郎 | |||
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副委員長 | 中野 隆 | 稲盛 一誠 | ||
運営委員 | 大迫 尚至 | 軸屋 麻衣子 | 水迫 栄治 | 和田 秀一郎 |
SDGsへ向けて世界が動き出している。2015年の採択以来浸透を進めた持続可能な開発目標は企業活動にも大きな影響を与えている。世界を変えるための17の目標の中には環境やエネルギーに関する項目が多くあり、この2つのテーマはこの地域においても大切な課題である。
2070年にはCO2排出実質0という大きな方向に向けて地球温暖化対策に取り組まなければならない。さらに、プラごみなど海や緑を守る活動も喫緊の難題であり、環境という遠大なテーマにどのように取り組むべきかに迫る。
一方、我が国のエネルギー自給率は8%で、OECD加盟国中2番目に低い数値であり、古来日本のエネルギー資源の貧弱さは明らかで、歴史的にも政治判断を大きく揺るがすなど国家安全保障という側面においても重要な課題である。2030年度までに自給率24.3%程度という政府目標の実現が期待される。
日本のエネルギー政策は安全性を前提とした上で、環境に適合し、安定供給及び効率性の向上を図るエネルギーミックスを求めている。ここ鹿児島においては、火力・原子力という基本的電源を有するとともに、再生可能エネルギーと言われる太陽光、地熱、水力、風力、バイオマスと様々な取り組みが行われている。
当委員会では、国ひいては世界の未来に直結するこの環境・エネルギーという壮大なテーマを、地域においてどのように対応するべきかを学びながら、実際の行動につながる取り組みを行っていきたい。