委員長 | 軸屋 麻衣子 | ||||
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副委員長 | 樋口 和光 | 田中 陽一郎 | |||
運営委員 | 大迫 尚至 | 諏訪園 匠 | 土屋 妥九 | 満石 公一 | 宮澤 章 |
2022年はロシアのウクライナ侵攻に端を発した燃料価格の高騰や急速な円安の進行など、資源の乏しい我が国にとってはエネルギーセキュリティの重要性を改めて認識させられた年となった。
一方、世界的な脱炭素・カーボンニュートラルの潮流は加速化するなど、複雑化した国際情勢への対応が必要な困難な時代に突入したと言える。
これらの状況を踏まえ、日本では2023年2月に「GX実現に向けた基本方針」が閣議決定され、GX(グリーントランスフォーメーション)を通じて脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の3つを同時に達成するための具体的な道筋が示された。
基本方針では「徹底した省エネの推進」や「再エネの主力電源化」などの取組みと、これらを加速させるための支援(GX経済移行債:10年間で20兆円規模、その他投資促進策等)や規制(省エネ法などの基準強化、カーボンプライシング等)などが盛り込まれており、各企業にはこれらへの的確な対応が迫られている。
当委員会では、激動する国際情勢や企業を取り巻く環境変化等について専門家による講演や視察などで学習し、各企業が取るべき具体的方策について考察していきたい。